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2017.03.10

カフェを通じてフェアトレードの意義を伝える【後編】タベボラ(三木美波さん・星野榛花さん)

今、浜松で起きている面白いこと。そこには必ずキーパーソンがいます。
彼ら彼女たちがいるからこそ、面白いことが起きている。
その発想を紐解くと、「創造都市・浜松」の明日のカケラが見えてくるかもしれない。

〜あなたがみんなに伝えたいことは何ですか?〜

自分とは圧倒的に違う発展途上国の状況を知り、「何かしたい」という初期衝動をそのままに「タベボラ」で活動する三木さんと星野さん。活動を通じて気付いたこと、これからの夢について話を聞きました。

 

 

No.07

▲タベボラ代表の三木美波(みきみなみ)さん(写真右)と、イベント管理部の星野榛花(ほしのはるか)さん(写真左)

ゆっくりと想いが広がっていく


(三木)
タベボラは、誰から、どこから商品を買うのか、さらに、その商品のおいしさはどこから来ているのかを考える場にして欲しいと思い活動をしています。そういった観点から、フェアトレードの商品だけでなく、地産地消にも取り組んでいます。最近では、浜北の農家さんからジャガイモを直接仕入れ、ポトフとして提供しています。

 

No.08

▲タベボラお手製のポトフ(350円)、エクアドル産のコーヒー(200円)


ーーそのジャガイモやコーヒー豆など、商品そのものを売ることはしないのですか?


(三木)
していないですね。コーヒーもその場で豆を挽き、ドリップして提供しています。お客さまには待っていただくことになりますが、その待ち時間にフェアトレードのお話をさせてもらっています。物を買って終わりでなく、コミュニケーションをとりながら、価値を伝えていくことが大切だと考えているからです。

 

 

No.09

▲大手コーヒーチェーンのスタッフに指導してもらい、一杯ずつ丁寧にハンドドリップ


ーータベボラの活動を続けて苦労したことを教えてください。


(星野)
企業などにイベントの提案をするんですが、最初の頃は、学生だからか信用してもらえないことがよくありました。社会人の方も遊びで付き合っている訳ではないので、こちらに甘えがあったのかもしれませんね。だから、事前に資料や企画書をしっかり作ることで、こちらの考えが伝わっていくようになりました。また、イベントの集客も苦労しました(笑)。
この経験から、工法や情報発信の重要性を学ぶことができました。

(三木)
タベボラは有志のボランティアで運営している組織なので、メンバーのモチベーションをどう維持していくかは、常に考えています。毎週木曜日にミーティングをしたり、長期の休みには、今後のことなど徹底的に話し合うようにしたり、お互いの意見やビジョンを共有しています。


ーー逆にうれしかったことは何ですか?


(三木・星野、顔を見合わせて)
リピーターさんですかね(笑)。

(星野)
ひとりで来られたお客さまとお話ししていて、「また来週も来るね」と言ってくださって。リピーターの方が増えていくと、「私たちの思いが広がっているなぁ」と実感でき、うれしく思います。

 

No.10

▲お客さんとの会話の中でフェアトレードの意義を伝える三木さん


(三木)
3年生になるとゼミやインターンが始まるので、春からは新2年生が主体になります。フェアトレードは継続することが大切。おかげさまでタベボラを楽しみにしてくださる方もいるので、毎週のカフェは難しくても、イベントなど、何らかの形で継続していって欲しいです。


ーー将来はこのような仕事を希望しているのですか?

(星野)以前、フィリピンに行った時、満足に食事ができない子どもたちを目の前にして、「何かできることはないか」と強く思いました。東京にある「ハンガー・フリー・ワールド」というNPOで働きたいのですが新卒は厳しくて…。いずれ転職できるよう、まずは力をつけたいですね。今、下澤先生の「国際協力キャリア塾」でNGOを作る勉強をしていて、いつかは国際協力できるNGOを作ってみたいと思っています。この春、バングラデシュに行ってきます。いろんな経験を積んで、具体的に何をしていきたいのか考えていきたいです。

 

No.11

▲カンボジア、シェムリアップ郊外にあるトンレアップ村の小学生と笑う星野さん


(三木)
国際協力をしたくてこの大学に来たので、学生のうちに国際協力に深く関わっていきたいです。ただ、それを将来の仕事にしようとはあまり思っていなくて。フェアトレードがいい例なんですが、日々の暮らしをしながらでも国際協力ができると思っています。具体的にこの職業とかまだ決めていませんが、春からは下澤ゼミ生になるので、学生のうちにがっつり国際協力をしたいと思っています。

英語のことわざに、「Age is a just number(年齢なんてただの数字にすぎない)」というものがあります。「何かを始めるのに『若い』とか、『年配』とか関係ない」。そんな時に引用されるフレーズです。一方で、「大人だから正しい」、「子どもだから考えが甘い」。そんなステレオタイプな思考を戒めるようにも聞こえます。口では立派なことをいいながら、忙しさを理由に何もできず、時間だけが過ぎてしまうことも少なくありません。初期衝動にも近い想いを胸に、自ら機会を作り成長していくふたりから、多くのことを学べる気がします。

 

タベボラ
フェアトレードの啓発を目的に発足した、学生有志による組織。コーヒーや紅茶など、フェアトレード商品をカフェスタイルで提供。毎週日曜10時〜17時まで浜松駅北口バスターミナル地下にてカフェを営業(2017年2月26まで)。2016年11月には、浜松市東区有玉南町のシェアオフィスに2号店をオープンし、多くの人へフェアトレードの意義を伝えている。http://g1311101.wixsite.com/tabebora

 

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