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2016.12.21

自分の好きを大切に、半径1kmを幸せにする [前編] 島津順子さん

今、浜松で起きている面白いこと。そこには必ずキーパーソンがいます。
彼ら彼女たちがいるからこそ、面白いことが起きている。
その発想を紐解くと、「創造都市・浜松」の明日のカケラが見えてくるかもしれない。


~寝るのを忘れてしまうくらい、

     夢中になるものは何ですか?~

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自分から動き出せば、自然と上手くいく

「女性の活躍推進」を国が掲げ、浜松市でも「はままつ働く女性活躍応援ネットワーク」など、女性が活躍できる社会の実現のために様々な施策を講じています。そうした中、まちなかの雑貨市「まるたま市」に出店するママさん作家や、親子が集まる「子どもたちのまちなか」を目指す「コナガルプロジェクト」のメンバーなど、女性が積極的に外に飛び出して活躍する姿を目にする機会も多くなりました。
今回はハンドメイド作家、また女性起業家としてセミナー講師をするなど、マルチに活躍する島津順子(しまづじゅんこ)さんを訪ねました。

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田園風景が広がるのんびりとした場所。背の高い細葉で囲まれた自宅の仕事部屋に整頓された色とりどりの布は、島津さんの手によって作品になるのを待っています。2年前に起業し、「おくりもの」をコンセプトに子ども服の制作・販売をしている島津さんに、これまでの経緯を伺いました。

「5年前、主人の転勤で浜松へ引っ越して来た時は、知り合いがいない状況でした。編集の仕事をしていた経験を生かせば、人やまちとつながるのが早いのかなと思い、ママ向けのフリーペーパーの編集会議に参加したり、子育て情報サイトの取材を始めました。他にも、チラシの制作やデータ入力といった企業の仕事を在宅ママにお願いし、その進行管理やライティングを行うパート仕事もしていました」

「当時、ハンドメイド活動はイベントに数回出店するくらいでした。また、仕事が忙しく、家庭との両立も難しい状況でした。どうせなら好きな仕事をした方が楽しいし、人ともつながるしと、ハンドメイド作家として起業することにしました。起業1年目は力んで何でも仕事を受けていたので、今思うと、ちょっとしんどかったですね。2年目からは自分がやりたいものを大事にしたところ、とても楽しくなりました」

——女性起業家向けのセミナー講師は自分から営業したのですか?

「依頼を受けました。そのような場で話した経験がなかったので最初はお断りしたのですが、企画された方のセミナーへ参加したことや、講師のフォローもいただけるということでお引き受けしました。内容は子育てしながらの起業の仕方、イベント出店のコツといったもの。初めてのセミナーでは定員を超える申込みがあり、2回目も開催することに。その経験から藤枝市や駿東郡小山町でも講師をさせてもらうようになりました」

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▲ゆめ応援プラザで行われた、一般社団法人ハーサイズ主催「女性起業家応援セミナー」の様子

 

「今思うとセミナーのきっかけは、フリーペーパーの編集会議に参加したことですね。その中でハンドメイド作家として紹介していただき、それがきっかけでまちなかのイベントにプロジェクトメンバーとして声がかかり、人脈が広がってセミナーのお話にもつながりました。私が意識的に動いた訳ではなく、興味を持ったところに行ったら人が人をつないでくれた感じです。まるで、わらしべ長者のようですね(笑)」

——徳島から浜松に来てどうでしたか?

「すごくいいところですよ。私の出身地である阿南市は、田んぼや畑が多くて、最寄り駅も無人駅。だから、すごい都会に来たという感覚です。徳島と比べると人も多いし、まちもにぎわっているから何でもできると思いました。だから、田舎に来たという感覚はないですね。もちろん知らない場所もありますが、出かけて行けば何か出会いがあるんだろうなと思って、自分らしく動いているうちに声をかけてもらえるようになりました」

 

自分の本質を知る

「私のおじいちゃんがほうき職人で、自分で編んで棒を差して、何本も束にして売りに行く。制作する道具すら自分でつくっちゃうような職人でした。それを見ているのがとても好きで。あと、母が小学校の先生をしていて、家庭科のあまった教材を持って帰ってきてくれて。それでチェーンステッチとか刺繍をするのが好きな子どもでした。そんな原体験が今につながっているんでしょうね」

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▲島津さんが手書きした自分のエッセンス

 

「『ママイキ』という子育てセミナーに参加したときに、自分のエッセンスについて考える機会がありました。寝なくてもいいくらい夢中になるものって何だろうと考えたところ、私は、「チャレンジ」「ワクワク」「人を喜ばせる」「アイデア」でした。人を喜ばせるのは、子どもの頃から好きでしたね。誕生日のサプライズや手紙を書いたり、予想外のことをして喜んでもらえるのが、自分の喜びにもなっています」

「エッセンスは人それぞれだから、自分のエッセンスが分かっていれば、迷ったときに戻れるし、仕事でもこの4つを満たしているかチェックしています。何屋さんと聞かれると困るのですが(笑)ハンドメイドを軸に、自分の経験を生かせるならと、いろんなお仕事をお受けしています。フリーランスなので誰にも怒られる訳でもないし、今は自分の気持ちに正直に、楽しく仕事をしています」

~後編に続く~

島津順子
ハンドメイド作家。男の子と女の子の2児の母。maku(まーくー)名義で「おくりもの」をコンセプトにした、ママ&子ども向けアイテムを制作、販売。イベント出店のほか、まちなかのAnyにてツキイチSHOPを開催。タウン誌の編集長や起業の経験を生かし、ブランディングや起業セミナーの講師など、多岐にわたり活躍している。

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