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イベント2015.03.27

ポルトガルでの国際会議「創造都市と音楽」への出席

2月27日、28日にポルトガルのイダニャ・ア・ノヴァ主催の国際会議「創造都市と音楽」が開催され、ユネスコ創造都市ネットワークに加盟している浜松市は、事例発表者として出席しました。

イダニャ・ア・ノヴァは、ポルトガルの首都リスボンから北東に約260km、スペインとの国境にある人口1万人ほどの小さな自治体で、ユネスコ創造都市ネットワークに音楽分野での加盟を目指しています。世界中から2万人以上(住民より多い!)の来場者があるトランスミュージックのフェスティバル「ブームフェスティバル※」の開催地であったり、アドゥフェという四角形の打楽器による伝統的な音楽を大切にしていたりと、多様な音楽資源がある場所です。

今回の会議では、イダニャ・ア・ノヴァのネットワーク加盟申請についての説明や、創造都市や民俗音楽の研究者などによる講義、既にネットワークに加盟している都市の関係者による事例発表や意見交換が行われました。浜松市からは、創造都市推進会議の根本敏行会長(静岡文化芸術大学教授)が、浜松の楽器産業・音楽文化などの創造的環境について発表しました。また、ネットワーク加盟都市による意見交換では、「イダニャ・ア・ノヴァが、規模が小さい市における創造都市のモデルケースになる。」という意見も聞かれました。

浜松市が創造都市ネットワークに加盟したことにより、今回のイダニャ・ア・ノヴァのように、日本ではあまり知られていないような自治体と交流することが増えると思われます。さまざまな自治体と交流し、それらの自治体の経験や事例をフィードバックしていくことが、浜松市の今後の課題です。イダニャ・ア・ノヴァの取組みが、浜松市の中山間部の施策にも参考になるかもしれません。

 

※ブームフェスティバルについては、公式HPを参照 http://www.boomfestival.org/

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(会議の様子)

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(参加者に配られた「アドゥフェ」の小型レプリカ)

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(イダニャ・ア・ノヴァの街並み)

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