UCCN2026.06.29
「第9回ユネスコ創造都市国内ネットワーク会議」報告レポート
2026年6月17日(水)、北海道旭川市で開催された第9回ユネスコ創造都市国内ネットワーク会議に参加しました。
★「ユネスコ創造都市ネットワーク(UCCN)」に関する情報はこちら。
今回の会議ではUCCNに加盟している国内12都市に加え、文部科学省、文化庁他11の地方自治体等の代表者が一堂に会し、意見交換を行いました。
創造都市事業の成果の出し方や取り組みの伝え方、広報、運営体制等について加盟都市間で情報共有をしました。
加盟都市の担当者同士が交流できる貴重な機会であり、業務の参考となるような話を数多く聞くことができました。

6月18日(木)、会議開催都市である旭川市(UCCNデザイン分野での加盟)の創造都市関連施設を視察しました。
まず、デザインギャラリーと旭川市民ギャラリーを訪れました。
こちらは明治から大正期のレンガ倉庫群を活用し、地域のデザインと市民文化が交わるまちなかの創造拠点となっている施設です。
デザインギャラリーでは、「木のSPOON 手でつくるデザイン展」が開催中であり、木工作家やデザイナー、建築家などのクリエイターが「自分がほしい一本」をテーマに制作したスプーンが展示されていました。
市民ギャラリーでは、「HOKKAIDO WOOD 展 in ASAHIKAWA DESIGN WEEK 2026」が開催中であり、北海道の森林から生まれた様々な木材製品に触れることができる展示となっていました。



視察中には「あさひかわデザインウィーク2026」が開催中でした。
あさひかわデザインウィークは、実行委員会を中心に、地域の事業者や行政などが連携して2015年から開催しており、家具やクラフトをはじめとした多様な分野がつながるデザインイベントです。
市民参加型の企画も多く、デザインでまちを盛り上げるイベントとして定着しているように感じました。

また、旭川デザインセンターも訪問しました。
こちらの施設は旭川家具工業協同組合が運営している旭川家具・クラフトに関する複合施設であり、約1,200点の家具などを展示販売しているほか、ミュージアムやギャラリー、木工体験ができるラボなども併設されています。
旭川家具・クラフトのデザインの美しさや技術の高さを肌で感じることができました。

さらに6月19日(金)、札幌市(UCCNメディアアート分野での加盟)の創造都市関連施設を視察しました。
まず、札幌市民交流プラザを訪問しました。
こちらは、札幌文化芸術劇場、札幌文化芸術交流センター、札幌市図書・情報館からなる複合施設であり、市民参加型の学び・交流の場となっているだけでなく、UCCNや札幌国際芸術祭関連のイベントでも活用されています。
市民活動や文化芸術活動の拠点となっており、市民が気軽に交流しながら文化芸術に触れることができる施設となっていました。

最後にAOAO SAPPOROを訪れました。
こちらの施設はデジタル技術や映像・音響演出を活用し、人と水との関わりを体験できる都市型水族館です。
次世代クリエイターがAOAOの没入型空間からインスピレーションを得て、「未来の水族館」を3DCGでデザインするプロジェクトを開催するなど、創造都市事業ともかかわりが深い施設です。
今後は、札幌国際芸術祭とのコラボが予定されていたりするなど、文化芸術や創造都市事業との連携がますます期待されています。

UCCN加盟都市の創造都市関連施設を視察し、市民の創造的な文化芸術活動を促進するような取り組みがなされていることを実感しました。
浜松市も以上のような加盟都市の事例を参考にしながら、引き続き「創造都市・浜松」の取り組みを推進していきます。
(了)

